震動実験総合エンジニアリング株式会社は、「E-ディフェンス」の運転、点検、維持管理を支援する目的で平成16年4月に設立されました。「E-ディフェンス」とは、国立研究開発法人防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターが保有する「実大三次元震動破壊実験施設」の愛称で、兵庫県三木市に所在しております。
同施設は世界最大級の震動実験施設で、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災による構造物破壊の教訓を活かして平成17年3月に建設されました。その名が示すとおり、実物大の構造物を三次元の震動で大きく揺らし破壊に至るまでの実験を行うことができる大規模施設です。実際の地震と同じ複雑な三次元の揺れをつくり出すことができる同施設の震動台は、15メートル×20メートルの大きさで最大1,200トンの構造物を載せることができます。同施設での実験は、構造物の破壊メカニズムの解明や耐震補強効果の検証などを通じて、地震から国民の生命・財産を守るために非常に重要な役割を果たしています。
当社は、研鑽された技術力と良好な人間関係に基づき、常にE-ディフェンスの優れた性能を発揮、維持することにより、顧客満足の向上を目指すとともに、質の高い社業を通じて、国家社会の繁栄に寄与してまいります。
また、時代の変化を的確にとらえ、これまで培った技術力と経験を用い、地元をはじめより多くの皆様方のお役に立ちたいと考えております。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
震動実験総合エンジニアリング株式会社
代表取締役社長 黒澤 弘義
Hiroki Kurosawa